NO.422ANIMEOOTD大和撫子
NO.422ANIMEANIME OOTD / CHARACTER ARCHIVE
Nadeshiko Yamato
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 ↗ / 2021
24歳の高校国語教師/恋太郎の13人目の彼女
AIを使用したイラスト · 公式アニメの場面写真ではありません








大和撫子は、中村力斗原作・野澤ゆき子作画の漫画『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』に登場する人物で、普段はナディー先生と名乗っている。彼女の漫画での登場年は2021年。同年の第57話は「ナディー先生」という題名で、9月17日発売の第7巻に収録された。作品の連載開始は2019年なので、作品と彼女自身の登場年は区別したい。
集英社の人物紹介で、ナディーは24歳の高校教師と明記されており、担当科目は国語だ。アメーリカに憧れる装いに加え、英語のような独特の「ナディー語」を話す。公式紹介は、彼女が自由を大切にする理由を厳格な家庭で育った過去と結びつけている。服や話し方を自分で選ぶことが、なりたい自分へ近づく身近な手段になっている、と読むこともできる。
ここからはアニメ第27話の出会いに触れる。新しい国語教師を待つ恋太郎たちの前に、金髪でカウボーイ姿のナディーが現れる。自由を教えるためにアメーリカから来たという彼女は、理不尽な理由で恋太郎を居残り補習へ呼び出す。積極的に距離を縮める彼女に、恋太郎はある違和感を覚える。見せようとする姿と本当の来歴の間に何があるのかが、この出会いの引っかかりになっている。
ナディーは恋太郎の13人目の彼女であり、ファミリーの中では成人の教師という立場にいる。彼女が加わることで、学校という場所には、生徒だけでなく自分の生き方を選び直したい大人もいることが見えてくる。第7巻では「ナディー先生」の次に「ナディー先生の自由の時間」が続く。章立てからの読みとしては、人物紹介から彼女の大切にする価値観へ移り、それを皆の生活につなげる流れが感じられる。
実際に確認したアニメ公式の全身画では、茶色のカウボーイハット、緑がかった淡い金髪、青緑色の目、星条旗柄のスカーフが見える。赤茶色のフリンジ付きベスト、青いショートパンツ、濃色のベルト、ブーツに重なる茶色のチャップスが西部劇風の装いをまとめ、前腕の装具には交差した紐がある。漫画公式サイトの肖像でも帽子とスカーフは確認できるが、ピンク系の単色加工なので髪色の根拠にはできない。
ナディーを、自分の表し方を練習し続ける人物として読むと、大げさな装いと真剣な思いは両立して見える。帽子やフリンジ、スカーフの目立ち方を楽しみながら、それを選ぶことが彼女にとって何を意味するのかも考えたい。彼女のアメーリカは自由を託す個人的なイメージであり、現実のアメリカ文化を説明するものではない。なりたい自分へ不器用でも懸命に向かうところに、笑いと愛着を感じる読み方ができる。